研究課題
若手研究
ハチミツ生産で有名なセイヨウミツバチは、イチゴやニホンナシなど、50種以上の園芸作物の受粉用としても利用されており、主に農業用ハウス内に設置される。こうした受粉用ミツバチは、ハウス内の高温といった劣悪な飼育環境が影響して1シーズン(2週間~6か月程度)で死滅することが多く、農家は毎年のように新しいミツバチの個体群を購入しなければならない一方で、近年はミツバチ供給不足も発生して、農産物生産の妨げとなっている。本研究では、受粉用のセイヨウミツバチを長く生存させるため、高温対策の冷却システムと作業性向上の高設システムを備えた受粉用専用養蜂箱を開発して実用化を目指す。