研究課題
若手研究
少子高齢化や都市部への人口一極集中に伴い、長きにわたり継承されてきた文化財は消失の危機に瀕している。加えて、2022(令和4)年の博物館法の改正もあり、地域の文化財のデジタル記録とその保存・活用を地域の多様な主体の連携関係のなかで実践することが求められている。そこで本研究は、千葉県とりわけ安房地域を中心に、地域の多様な主体の実態調査に基づき、各主体に応じた文化財のデジタルデータ化と活用について、その具体的な指針を導出し、デジタルデータを駆使した新たな文化財の維持・管理・継承モデルを導出することを目的とする。