研究課題
若手研究
リズム知覚は音楽や話し言葉を理解するために欠かせない。音列に対して「拍」という等間隔で規則的な枠組みを無意識下で当てはめることにより、リズムは知覚される。この能力は、文字を読む能力と密接に関連することが近年、報告されている。とりわけ、幼児のリズム知覚能力を調べることは、文字を読む能力への支援が必要な子どもの早期発見に繋がる可能性が強調されている。しかしながら、幼児から厳密な行動データを得るのは難しいため、「拍」に合わせたリズム知覚能力を反映し、かつ無意識下で発生する生理指標が求められている。本研究では、無意識下で誘発され、「拍」に合わせたリズム知覚能力を反映する脳活動指標の創出を目指す。