研究課題/領域番号 |
26220004
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
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研究分担者 |
山田 重人 京都大学, 医学研究科, 教授 (80432384)
藤本 仰一 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (60334306)
佐藤 譲 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (30342794)
高橋 尚人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50197159)
高桑 徹也 京都大学, 医学研究科, 教授 (40244933)
保前 文高 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (20533417)
小薮 大輔 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (60712510)
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研究協力者 |
渡辺 はま 東京大学, 教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
佐治 量哉 玉川大学, 農学部, 准教授 (90453670)
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研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
191,880千円 (直接経費: 147,600千円、間接経費: 44,280千円)
2018年度: 36,140千円 (直接経費: 27,800千円、間接経費: 8,340千円)
2017年度: 36,140千円 (直接経費: 27,800千円、間接経費: 8,340千円)
2016年度: 37,050千円 (直接経費: 28,500千円、間接経費: 8,550千円)
2015年度: 33,800千円 (直接経費: 26,000千円、間接経費: 7,800千円)
2014年度: 48,750千円 (直接経費: 37,500千円、間接経費: 11,250千円)
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キーワード | 生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 / 乳児 / fNIRS / MRI / 胎児 / 睡眠 / NIRS / 複雑系 / ネットワーク / 新生児 / 形態形成 |
研究成果の概要 |
ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らかにした。脳の自発活動の起源、皮質の折れ畳みと神経活動の共依存的発達、反応拡散系と神経回路網を包含する理論的枠組みを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的にも貴重な胎児標本群を用い、脳構造の三次元情報を抽出することで、脳の初期の形態形成の基本的な理解に大きく寄与した。新生児・乳児のfNIRS計測を行い、自発活動に関連する新たな指標や現象の発見により、脳の生理学的発達、睡眠や知覚処理の発達の理解に貢献した。脳の構造や活動の発達機構のダイナミクスを理論的に理解するモデルを提案し、ヒトの脳の発達を理解するための理論的枠組みを提示し、これまで交流の少なかった研究領域を融合して新たな研究領域を開拓した。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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