研究課題/領域番号 |
26220101
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長谷部 文雄 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (00261735)
|
研究分担者 |
青木 周司 東北大学, 理学研究科, 教授 (00183129)
西 憲敬 福岡大学, 理学部, 教授 (00222183)
藤原 正智 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (00360941)
宮崎 和幸 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 招聘主任研究員 (30435838)
塩谷 雅人 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (50192604)
林 政彦 福岡大学, 理学部, 教授 (50228590)
柴田 隆 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70167443)
荻野 慎也 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 大気海洋相互作用研究分野, 主任研究員 (80324937)
|
研究協力者 |
菅原 敏
石戸谷 重之
稲飯 洋一
BELIKOV Dmitry
|
研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
179,920千円 (直接経費: 138,400千円、間接経費: 41,520千円)
2018年度: 29,250千円 (直接経費: 22,500千円、間接経費: 6,750千円)
2017年度: 28,600千円 (直接経費: 22,000千円、間接経費: 6,600千円)
2016年度: 29,900千円 (直接経費: 23,000千円、間接経費: 6,900千円)
2015年度: 35,100千円 (直接経費: 27,000千円、間接経費: 8,100千円)
2014年度: 57,070千円 (直接経費: 43,900千円、間接経費: 13,170千円)
|
キーワード | 物質循環 / 成層圏大気大循環 / 熱帯対流圏界層 / 脱水過程 / クライオサンプリング / 大気の年齢 / 重力分離 / アイソトポキュール / 物質輸送 |
研究成果の概要 |
気候強制に対する成層圏の応答の解明を目的に、熱帯西部太平洋域においてSOWER・クライオサンプリング統合観測を実施し、成層圏大気の輸送過程を記述する独立3変数(水蒸気混合比、大気の年齢、重力分離)を含む諸量の高度分布を得た。その結果を後方流跡線や数値シミュレーションにより解析した結果、当初の目標を超え、観測データ相互の矛盾のない理解を導くような多くの知見を得た。熱帯対流圏界層・成層圏を対象にSOWER観測で蓄積してきたオゾン・水蒸気・雲粒子などのゾンデ観測で得られた知見は、夏季アジアモンスーン循環に伴う大気物質流出過程の研究へと継承・発展させられようとしている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題は、航空機観測を主体とした欧米の観測計画が大きく進展しようとする中、成層圏大気力学・大気化学の分野で気球観測により長期にわたる観測実績を積み上げてきた我が国の2研究グループが組織的に連携することにより、独自の観点から国際的研究を牽引することを意図して実施された。観測領域である熱帯西部太平洋は日本に近いだけでなく、対流圏大気の成層圏流入域という科学的重要性を有する。現地組織の積極的関与が不可欠な現場観測の実施は、現地の科学振興という波及効果も期待できる。同時に行った留学生の受け入れも含め、大きな社会的意義があった。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|