研究課題/領域番号 |
26220203
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
成瀬 恵治 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40252233)
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研究分担者 |
王 英正 岡山大学, 大学病院, 教授 (50372579)
高橋 賢 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50432258)
松浦 宏治 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (70443223)
入部 玄太郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (90284885)
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研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
201,760千円 (直接経費: 155,200千円、間接経費: 46,560千円)
2018年度: 24,830千円 (直接経費: 19,100千円、間接経費: 5,730千円)
2017年度: 29,250千円 (直接経費: 22,500千円、間接経費: 6,750千円)
2016年度: 38,480千円 (直接経費: 29,600千円、間接経費: 8,880千円)
2015年度: 53,170千円 (直接経費: 40,900千円、間接経費: 12,270千円)
2014年度: 56,030千円 (直接経費: 43,100千円、間接経費: 12,930千円)
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キーワード | 再生医療 / 生殖補助医療 / 人工多能性幹細胞(iPSC) / 心臓幹細胞 / 体外受精胚 / 着床前胚 / メカノバイオロジー / 機械刺激 / 移植・再生医療 / 再生医学 / 循環器 / 生殖器 / iPS細胞 / 初期胚 / 心筋細胞 / 人工多能性幹細胞 / 心筋幹細胞 |
研究成果の概要 |
メカノ心臓再生医療に関し、ヒトiPS細胞から自発的に収縮する心筋細胞への分化誘導を行った。この分化誘導は周期的伸展刺激により早期化し、ヒト線維芽細胞との共培養により促進された。小児拡張型心筋症に対する心臓内幹細胞の自家移植療法に関し、TICAP-DCM第1相臨床研究を3症例に対し行い、細胞移植を無事に実施した。 メカノ生殖補助医療に関し、マウス受精卵を用いてメカニカルストレスの有無による遺伝子発現の違いを網羅的解析したところ、胚発育、細胞死、環境ストレス等に関する遺伝子発現に有意差が見られた。また従来のマウス用チャンバーに対し、ヒト受精卵に利用可能な高純度シリコン樹脂製チャンバーを完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト由来のiPS細胞の心筋分化誘導を、メカニカルストレス負荷により効率化したことは、これまでの動物由来成分に依存した系を凌駕し、メカノ心臓再生医療をより現実に近づけるものである。小児拡張型心筋症に対し心臓内幹細胞の自家移植療法を行うTICAP-DCM試験での移植に成功したことは、この治療法の実現に寄与した点で意義が大きい。メカニカルストレス付加による体外受精胚の遺伝子発現変化を捉えたことにより、メカノ生殖補助医療が高品質な受精卵発育を促すメカニズムの解明に近づいたと考えられる。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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