研究課題/領域番号 |
26220910
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属・資源生産工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡部 徹 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00280884)
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研究分担者 |
森田 一樹 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00210170)
八木 俊介 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (60452273)
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研究協力者 |
野瀬 勝弘
谷ノ内 勇樹
中村 崇
大内 隆成
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研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
192,270千円 (直接経費: 147,900千円、間接経費: 44,370千円)
2018年度: 34,710千円 (直接経費: 26,700千円、間接経費: 8,010千円)
2017年度: 33,800千円 (直接経費: 26,000千円、間接経費: 7,800千円)
2016年度: 41,730千円 (直接経費: 32,100千円、間接経費: 9,630千円)
2015年度: 39,260千円 (直接経費: 30,200千円、間接経費: 9,060千円)
2014年度: 42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
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キーワード | レアメタル / リサイクル / 製錬 / 貴金属 / 環境調和型技術 / 環境調和型プロセス / 活性金属 / 溶融亜鉛 / レニウム / 溶解特性 |
研究成果の概要 |
本研究では、合金化・塩化処理により、有害な廃液を出すことなくスクラップから白金族金属をはじめとする貴金属を高い効率で抽出する新しいリサイクル技術を開発した。展開研究として、超合金からのレニウムのリサイクルに関する研究では、活性金属である溶融亜鉛を還流させる特殊な高温反応装置を用いることで、超合金からレニウムを分離し濃縮できることを示した。また、得られたレニウム濃縮物からレニウムを分離精製する新プロセスを開発した。さらに、強力な還元力を有する希土類金属を利用する新しいチタン脱酸法の開発にも着手し、チタンスクラップのアップグレードリサイクルの可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国は、金属資源のほぼ全量を輸入し、高い付加価値のハイテク製品を製造して輸出することによって、豊かな生活を維持している。このため、環境保全と資源戦略の両方の観点から、環境に調和しつつレアメタルを効率良くリサイクルする新技術の開発が極めて重要な課題となっている。本研究の成果は我が国における循環型社会の構築に大きく貢献するものである。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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