研究課題/領域番号 |
26221304
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高橋 雅英 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40183446)
|
研究分担者 |
榎本 篤 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (20432255)
浅井 直也 名古屋大学, 医学部, 招へい教員 (80273233)
|
研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
194,740千円 (直接経費: 149,800千円、間接経費: 44,940千円)
2018年度: 36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2017年度: 36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2016年度: 36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2015年度: 36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2014年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
|
キーワード | Girdin / Daple / 細胞運動 / 精神神経疾患 / がんの浸潤、転移 / 神経発生 / がん細胞の集団移動 / アクチン細胞骨格 / 繊毛運動 / 水頭症 / ダイニン / がん / リン酸化 / 4F2hcとの / アミノ酸シグナル / mTORC1活性 / チロシンリン酸化抗体 / Tuft細胞 / PEHO syndrome / Hydrocephalus / cancer progression / CAF / Wntシグナル / エンドサイトシース |
研究成果の概要 |
Aktキナーゼの新規基質タンパク質であるGirdinとそのファミリー分子Dapleの機能解析を進め、精神神経疾患、がんの進展における役割ついて解明を行った。Girdinは海馬神経細胞のシナプス形成と長期記憶に関与すること、がんにおいてはアクチン細胞骨格の再構成を通じて、がん細胞の集団移動に重要な役割を果たすことを示した。 Dapleノックアウト(KO)マウスの解析により、Dapleは脳室上衣細胞の繊毛の極性に重要であり、KOマウスでは繊毛の運動能の異常により水頭症が発症した。さらに、DapleはWntシグナルの活性化に関わり、胃がんの浸潤・転移を促進することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞運動は発生過程における形態形成、生後の組織修復、免疫反応、血管新生、がんの浸潤・転移といった様々な生理的、病理的現象に重要な役割を果たしている。本研究においてわれわれが細胞運動に重要な機能を有する分子として発見したGirdinおよびDapleの精神神経疾患、がんの進展における役割とその分子機構を明らかにした。今後これらの知見をもとに疾患の新規治療法の開発に貢献する。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|