研究課題/領域番号 |
26221310
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
小守 壽文 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00252677)
|
研究分担者 |
川根 徹也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 技術職員 (00265208)
宮崎 敏博 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (10174161)
森石 武史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (20380983)
増山 律子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (60297596)
|
研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
195,000千円 (直接経費: 150,000千円、間接経費: 45,000千円)
2018年度: 31,070千円 (直接経費: 23,900千円、間接経費: 7,170千円)
2017年度: 42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2016年度: 40,950千円 (直接経費: 31,500千円、間接経費: 9,450千円)
2015年度: 40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
2014年度: 39,650千円 (直接経費: 30,500千円、間接経費: 9,150千円)
|
キーワード | 骨芽細胞 / 軟骨細胞 / エンハンサー / Runx2 / 発現制御 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 歯学 / 転写活性 / 基礎歯学 / 変形性関節症 / 口腔解剖学 / 創薬 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
Runx2の軟骨細胞特異的エンハンサーを3領域を特定した。この3領域と骨芽細胞特異的エンハンサーを組み合わせると、Runx2の発現パターンを再現できた。しかし、この4領域あるいは新たな19領域のエンハンサー候補の欠失マウスでも、現時点では明確な表現型を認めていない。したがって、骨芽細胞特異的・軟骨細胞特異的エンハンサーともに多数存在し、機能重複したエンハンサー群によってRunx2遺伝子は転写調節されていると考えられた。骨芽細胞特異的エンハンサーを用いて、Runx2 mRNA発現、骨芽細胞分化を促進させる化合物を同定した。この化合物をマウスに投与すると、骨量および骨密度の増加をきたした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞系列特異的発現が機能重複した多数のエンハンサー群によって制御されていることを示した。これは、転写制御研究に大きな意義を持つ。さらに骨芽細胞特異的エンハンサーを用いてマウスで骨量を増加させる化合物を同定出来た。これは、骨形成を促進させる骨粗鬆症治療薬の開発に繋がる成果である。また、軟骨細胞特異的エンハンサーの同定により、変形性関節症の治療薬の開発が可能になった。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|