研究課題/領域番号 |
26240003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
鎌倉 稔成 中央大学, 理工学部, 教授 (40150031)
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研究分担者 |
渡邉 則生 中央大学, 理工学部, 教授 (10182940)
栗原 考次 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (20170087)
小西 貞則 中央大学, 理工学部, 教授 (40090550)
西井 龍映 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (40127684)
宿久 洋 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (50244223)
尾形 良彦 統計数理研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 名誉教授 (70000213)
矢島 美寛 東北大学, 経済学研究科, 客員教授 (70134814)
山田 正 中央大学, 理工学部, 教授 (80111665)
国友 直人 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (10153313)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2016年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2015年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2014年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 空間点過程 / 線分モデル / リスク評価 / 空間時系列 / 角度データ / 位置データ / Rao検定 / ポアンカレコーン / 自然災害 / 統計モデル / 点過程 / 時空間統計モデル / 地震の統計モデル / 線分過程 / 角度データの解析 / 凸包 / 角度データの一様性 / 線分の分布 / 災害と地名 / 点過程モデル / 空間・時系列分析 / 極値統計学 / リスク解析 / 災害の数理モデル / 線分の空間モデル / 活断層 / 地震 / 津波 / 災害のリスク評価 / 空間統計 / 不完全データ / 空間サンプリング / 線分の角度データ / 角度データのクラスタリング / ハザードモデル / ポアソン過程 / ポアンカレ:コーン / 活断層の線分近似 / シンボリックデータ |
研究成果の概要 |
点過程の拡張と災害の数理モデル,空間時系列を利用した災 害イベントの分析,衛星画像による地球規模災害マップの作成,エシェロン解析によるホットスポット分析について一定の研究成果が得られた.特に,活断層の分析のための線分方向データの検定する方法を開発した.小標本でも名目有意水準が実質有意水準に近いことがわかり,検出力も高いことが確認できた. 角度の一様性の検定統計量であるRao検定の近似分布の導出を行った.津波の被害領域と津波の強度の総合指標として有用なポアンカレコーンを用いたモデルについてその有用性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害の統計的モデルの研究はこれまでになく,統計学を中心とした研究者が一堂に会してのグループでの研究により,災害のリスク評価および予測に対して研究成果がひととおり得られた.近年は自然災害が大規模化し,イベント発生に対してのモデルも点ではなく,領域として拡張が必要になってきている.この研究では,空間的な点過程を線分および領域に拡張してより現実の災害にフィットしたモデルに近づけることができた.地震のように災害については,観測精度が上がっているが,まだまだ予測を行うためには空間的にも時間的にも精度が十分でないことがこの研究結果から明らかになっている.適切なリスク評価法は社会的にも意義がある..
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