研究課題/領域番号 |
26240034
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
阿久津 達也 京都大学, 化学研究所, 教授 (90261859)
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研究分担者 |
林田 守広 松江工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40402929)
永持 仁 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70202231)
細川 浩 京都大学, 情報学研究科, 講師 (90359779)
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研究協力者 |
前川 真吾 京都大学, 大学院情報学研究科, 助教 (30467401)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
36,790千円 (直接経費: 28,300千円、間接経費: 8,490千円)
2017年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2016年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2015年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2014年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | ケモインフォマティクス / 構造列挙 / グラフアルゴリズム / カーネル法 / 生物情報ネットワーク / 化学構造 / 特徴ベクトル / ヶモインフォマティクス / グラフ列挙 |
研究成果の概要 |
化学構造の列挙に関して多くの進展を得た。具体的には、ベンゼン環およびナフタレン環を含む木状化合物列挙、木に2個および3個の辺を加えた部分構造クラスの化合物列挙、任意の環構造を頂点として与えた場合の木状化合物列挙などのアルゴリズムを開発し、また、以前に開発した分枝限定法に基づくアルゴリズムにResource Cutという新たな限定操作を導入し計算速度を大きく改善するという成果も得た。化学構造以外にも、タンパク質相互作用予測、タンパク質複合体予測、タンパク質切断部位予測、RNA配列解析などについて新規計算手法を開発し、その一部は生物学実験により有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、従来手法と比較し、より効率的に列挙可能な化学構造のクラスを大きく拡大することができた。化学構造の列挙は新規薬剤の設計などに応用できる可能性があるため、重要な結果であると考えられる。ただし、実際に応用するには様々な制約を取り入れることが必要であり、さらなる改良、拡張が必要である。タンパク質相互作用予測、複合体予測、切断部位予測、RNA配列解析についても新規手法を開発することができた。これらはタンパク質やRNAの機能をその配列データから推定するために有用であり、その結果、生体生体高分子の機能や役割の解明に貢献する可能性があり、さらには、医療などに役立つ可能性がある。
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