研究課題/領域番号 |
26240046
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 完次 東京大学, 人工物工学研究センター, 名誉教授 (50031133)
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研究分担者 |
延岡 健太郎 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (90263409)
竹中 毅 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人間情報研究部門, 主任研究員 (70396802)
西野 成昭 東京大学, 大学院工学系研究科, 准教授 (90401299)
山田 和明 東洋大学, 理工学部, 准教授 (80345149)
鬼頭 朋見 筑波大学, システム情報系, 助教 (50636107)
緒方 大樹 東京大学, 人工物工学研究センター, 助教 (80598037)
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2015年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2014年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | サービス工学 / 複雑ネットワーク / マルチエージェント / 経済実験 |
研究実績の概要 |
本研究は、価値創成ネットワーク理論の構築と体系化を研究課題全体の目的とし、(1)価値創成ネットワークのシステムモデル構築、(2)価値創成ネットワークの数理モデル構築、(3)価値創成ネットワークシミュレーション、(4)経済実験による価値創成分析、(5)実ビジネスの事例調査、(6)実データ分析とクラス分類、(7)取りまとめと体系化、の7項目をサブテーマとして設定している。このうち、本年度は前年度に行った(1)の成果をもとに、(2)の数理モデル構築と、(5)の事例調査を中心に進めた。各項目の成果については以下の通りである。 (2)価値創成ネットワークの数理モデル構築 ゲーム理論の応用分野であるメカニズムデザインの枠組みを利用して、価値創成モデル(Ueda et al. 2008)におけるクラスI~IIIの定式化を行った。特に、クラスIIでは、環境の不完全性からプレイヤの行動が変動するものとして、選好集合からメッセージ集合への写像に変動を持つものとして記述した。また、クラスIIIでは、目的情報も不完全であることから、選好集合と帰結集合自体が変わるという設定として定式化を行った。基本的な定式化の枠組み構築ができたと考えられる。 (5)実ビジネスの事例調査 まず、自動車産業におけるサプライチェーン構造全体を具体的な調査対象として設定し、部品の供給関係などを実データから調査し、そのネットワーク構造を明らかにした。 (2)については、さらにネットワーク構造への拡張を予定して研究を進めており、また(5)については、各事業主体の詳細な調査を計画していたが、平成27年11月10日に研究代表者の突然の急逝により、本研究課題は事業廃止となっため、研究の継続が困難な状況となった。
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