研究課題/領域番号 |
26242021
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松井 敏也 筑波大学, 芸術系, 教授 (60306074)
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研究分担者 |
及川 規 東北歴史博物館, 学芸部, 研究員 (00754186)
栗本 康司 秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 教授 (60279510)
和田 浩 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 室長 (60332136)
天野 真志 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (60583317)
長野 克則 北海道大学, 工学研究院, 教授 (80208032)
片岡 太郎 弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (80610188)
奥山 誠義 奈良県立橿原考古学研究所, 企画部資料課, 指導研究員 (90421916)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,510千円 (直接経費: 32,700千円、間接経費: 9,810千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2016年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2015年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2014年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 被災博物館 / 空気質 / 揮発成分 / 保存科学 / 空気質の改質 / 被災資料揮発成分 / 被災資料 / 揮発物質 / 環境安定化 / 改質システム / 博物館資料 |
研究成果の概要 |
津波や洪水などで被災した資料から揮発する成分を特定し、保管や安定化処理の違いによって異なることを明らかにした。被災した博物館の復興において室内空気成分をモニターした結果、空気質の特徴を明らかにし、資料の保管環境のリスクについて示した。 また、全熱交換換気装置を被災資料収蔵空間に設置し、空気質の改善に成功した。段ボールや大型ビニール袋を用いた被災資料の一時的な簡易保管箱の環境安定性を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
被災した博物館の空気質の特徴を捉え、復興に至るまでの過程で生じるリスクを示し、収蔵品が受けるダメージやその後の保管における挙動を推測することができた。災害の種類やレスキュー後の処理によって発生するリスクを明らかにし、簡易的なリスク軽減方法を提案するなど、資料の安定化処理技術構築のための知見を得た。また被災施設での収蔵環境の改質とその維持を試み、全熱交換換気装置を用いて改質に成功した。
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