研究課題/領域番号 |
26242028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 広島大学 (2018) 首都大学東京 (2014-2017) |
研究代表者 |
木島 正明 広島大学, 情報科学部, 教授 (00186222)
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研究分担者 |
山下 英明 首都大学東京, 経営学研究科, 教授 (30200687)
内山 朋規 首都大学東京, 経営学研究科, 教授 (50772125)
芝田 隆志 首都大学東京, 経営学研究科, 教授 (70372597)
室町 幸雄 首都大学東京, 経営学研究科, 教授 (70514719)
鈴木 輝好 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (90360891)
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研究協力者 |
内田 善彦
丹波 靖博
西出 勝正
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2015年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2014年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | ファイナンス / 金融リスク管理 / 確率モデル / マルチカーブ / デリバティブ評価 / 住宅ローン担保証券 / 本邦金融機関 / 資産負債特性 |
研究成果の概要 |
本邦の金融機関の金融リスク管理に直接役立つ基礎研究を行うため,本邦金融機関の資産・負債ポートフォリオの中で大きな比率を占めるクラスおよび特徴的なクラスを幅広く取り上げて,それらのリスク特性を分析し,的確に表現できる確率モデルを提案した.具体的には,デリバティブ市場における原資産価格過程の変動性のモデリングと価格付け,債券市場の金利変動の実証分析,流動性預金額のモデリング,住宅ローンのリスク評価,企業の資金調達行動,などに関するテーマを扱った.また,超低金利環境に適した表現力のある金利リスク計測モデルなども提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的な金融規制への対応も重要であるが,本邦金融機関の特性を反映した金融リスク管理に関する研究は今後の日本の金融機関と規制当局の双方にとって重要である.また,日本市場の独自性(超低金利,インフレ期待など)を踏まえた研究に先鞭をつけたことは学術的にも実務的にも大きな意義がある.研究開始から5年が経過した現在までの間に,超低金利環境は先進諸国間の共通の現象になり,また,ますます厳しくなる金融環境の中で金融機関はより精緻な資産・負債の統合リスク管理を求められるようになったため,本研究の意義はますます高まっている.
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