研究課題/領域番号 |
26242055
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堤 康央 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (50263306)
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研究分担者 |
井上 豪 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20263204)
角田 慎一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, その他部局等, その他 (90357533)
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研究協力者 |
坂田 泰史
藤尾 慈
木岡 秀隆
西田 誠
尾花 理徳
澤 芳樹
浜窪 隆雄
津本 浩平
村瀬 至生
鎌田 春彦
吉岡 靖雄
向 洋平
長野 一也
東阪 和馬
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
43,810千円 (直接経費: 33,700千円、間接経費: 10,110千円)
2018年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2017年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2016年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2015年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2014年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 心不全 / バイオマーカー / 検査・診断システム / 抗体 / イメージング |
研究成果の概要 |
本研究では、国民病ともいえる心不全を対象に、早期診断・病態診断に叶う診断用バイオマーカー蛋白質を同定したうえで、高親和性の抗体を創製することで、心不全に対する有用な体外診断法を開発することを目的とした。本観点から代表者らは、心臓の前後血清を用いたプロテオーム解析により得られた知見を基に、細胞骨格系の蛋白質が、ヒトにおける心不全バイオマーカーになり得ることを見出した。さらに、この候補蛋白質は、虚血様状態における心筋の細胞死を抑制することが示唆された。今後は、多症例の心不全患者サンプルを対象に、患者の病態履歴情報と照らし合わせながら、心不全バイオマーカーとしての有用性について追究していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心不全の病態は多様であり、予後を予測するためのバイオマーカーが確立されているわけではない。従って、本研究成果により、心不全病態に対する特異的血清バイオマーカーが確立されれば、侵襲の多い診断を避けた新しい診断技術に基づき、心不全に対する先制医療が可能となる。また、新たな治療ターゲットの探索になる可能性も秘めており、基礎医学、臨床医学の両方の観点からも、医学的に意義深い臨床研究を遂行できる。さらに、心不全の予防や重症化阻止のみならず、心疾患がもたらす医療費削減にもつながるものと期待される。
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