研究課題/領域番号 |
26244004
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
稲場 圭信 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (30362750)
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研究分担者 |
関 嘉寛 関西学院大学, 社会学部, 教授 (30314347)
板井 正斉 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (40351225)
黒崎 浩行 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (70296789)
渥美 公秀 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80260644)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
30,810千円 (直接経費: 23,700千円、間接経費: 7,110千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2014年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 宗教施設 / 地域防災 / 災害支援 / 自治体 / 減災 / 防災 / アクション・リサーチ / 災害救援マップ / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
宗教施設と自治体の災害時協力の実態を調査し、防災への取り組みをもとにした宗教施設と地域コミュニティのソーシャル・キャピタルの創出に関するアクションリサーチを展開して、宗教施設を取り込んだ地域防災のプラットフォームを構築した。具体的には、全国の自治体と宗教施設の災害時協力の実態を量的・質的に調査し、スマートフォンで使用可能な「災害救援マップ」アプリを開発した。「災害救援マップ」をツールに、大阪や東京などの地域で宗教施設と自治体、市民団体が連携した防災の取り組み関するアクションリサーチを展開し、成果に基づき宗教施設を取り込んだ地域防災のプログラム及びプラットフォームを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宗教施設と自治体の災害時協力の実態調査及び防災への取り組みを基にした宗教施設と地域コミュニティのつながりの創出に関するアクションリサーチは、これまでは研究・実践の両面で手つかずの状態であった。その点で、本研究は、この分野で先駆的なものとなった。こうした防災の取り組みは、新たなコミュニティの構築であり、大災害時のみならず、日常の新たな「縁づくり」ともいえる。本研究は、宗教施設を地域資源とし、防災対応を基礎にソーシャル・キャピタル(社会関係資本)を見える化し、新たな縁を実践的に模索する試みでもあり、宗教社会学の新しい研究領域を開拓するとともに、実質的に防災において社会に貢献するものとなった。
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