研究課題/領域番号 |
26244042
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
角谷 常子 奈良大学, 文学部, 教授 (00280032)
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研究分担者 |
伊藤 敏雄 大阪教育大学, その他, 副学長 (00184672)
市 大樹 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (00343004)
佐川 英治 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (00343286)
渡辺 晃宏 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, その他部局等, 副所長 (30212319)
李 成市 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30242374)
寺崎 保広 奈良大学, 文学部, 教授 (70163912)
藤田 高夫 関西大学, 文学部, 教授 (90298836)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
35,230千円 (直接経費: 27,100千円、間接経費: 8,130千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2015年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2014年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 石刻 / 文字文化 / 東アジア / 社会 / 社会関係 / 人間関係 / 出土文字資料 / 碑 |
研究成果の概要 |
本研究は主に石刻資料を分析し、日本・中国・韓国各国の社会関係や人的結合関係の特色を探り、特に日本については刻石文化が根付かなかった理由を解明せんとした。 主要な成果のうち2点を挙げると、一つは、石には「共同」の意識が込められていることである。例えば取り決め事を刻した石は、内容を周知し、その有効性を示す証拠となる。そしてたとえ官の主導で取り決めたとしても、そこには「共同」の意識や建前が根底にある。もう一つは刻石の理由には社会変動の大きさと流動性の高さがあることである。立石は記録の改変・消滅への対策ともいえる。従って日本に刻石文化が根付かなかった理由はここに求めるべきだと認識した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古代ギリシャのみならず、皇帝支配下の中国でも「共同」が求められたことは、人々の問題解決のあり方や支配のあり方に再考を促すであろう。また石を立てる「行為そのもの」を考察対象としたことは、他の問題についても有効な分析方法となると思われる。 日本に刻石文化が根付かなかったのは社会変動・流動性の低さによるということは、他の文化的・社会的事象や現代社会を考察する上でも留意する要素であると考える。
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