配分額 *注記 |
39,000千円 (直接経費: 30,000千円、間接経費: 9,000千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2015年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2014年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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研究成果の概要 |
散逸系の量子階層方程式(HEOM)は熱的環境と非マルコフ・非摂動的に相互作用するミクロな分子系の運動を厳密に解く方程式である。本研究の基礎理論的成果は、熱力学量の計算に拡張した虚時間HEOMの導出, 波動関数ベースの散逸系のHEOMの導出, オーミック系熱浴のHEOMの導出。応用的成果は光合成電子移動系の2次元電子分光の計算、励起子移動結合電子移動の変換機構の探査,量子熱輸送と量子熱機関の研究,非断熱遷移系の多次元電子振動分光解析、分子性溶液の多次元振動分光に基づいたモデル化とその解析、大規模スピン系への適用などがあげられる。開発した主要な計算コードは、一般に供するためWEB上で公開した。
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