研究課題
基盤研究(A)
種分化をもたらす生殖隔離形質の遺伝的基盤をゲノムレベルで解明することは,進化生態学の主要な課題である.本研究ではオオオサムシ亜属において,接合前生殖隔離をもたらす交尾器形態と体サイズの遺伝的基盤を探求した.まず交尾器形態差が顕著な近縁種3種を用い,ドウキョウオサムシのゲノム配列を参照してイワワキオサムシとマヤサンオサムシの交尾片,膣盲嚢のサイズ差に関係するQTL領域と候補遺伝子を特定した.体サイズ変異に関しては,ヒメオサムシの地理的個体群間の体サイズ差に関係するQTL領域と候補遺伝子を,ヒメオサムシのゲノム配列を参照して特定した.いずれの場合も少数の大きい効果を持つQTLが見いだされた.
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件)
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