研究課題
基盤研究(A)
本研究では、小児免疫疾患の病態を解明する事を目的とし、これまで遺伝的要因が明確な家族性免疫疾患の家系およびそのサンプルを収集し、全ゲノム解析研究を実施してきた。2種類の家族性免疫不全症(家族性血球貪食症候群と特定の微生物に対する選択的免疫不全症)の原因遺伝子を連鎖解析および超高速DNAシークエンサーを用いたエクソーム解析により同定することに成功した。また、それぞれについて、人と同変異を持つマウスを樹立することにも成功した。マウスを用いた解析の結果、選択的免疫不全症については、人と同じ病態を再現することができたことから、今後、このマウスを用いてメカニズムの解析を計画している。
すべて 2015
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Nature Medicine
巻: 21 号: 1 ページ: 55-61
10.1038/nm.3758