研究課題/領域番号 |
26280002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中野 浩嗣 広島大学, 工学研究科, 教授 (30281075)
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研究分担者 |
高藤 大介 広島大学, 工学研究科, 助教 (00314732)
伊藤 靖朗 広島大学, 工学研究科, 准教授 (40397964)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | Parallel Algorithms / GPGPU / Memory Machine Models / 並列処理 / 理論計算モデル / 並列アルゴリズム / 並列計算機 / ハイパフォーマンス・コンピューティング / 計算機システム / 計算モデル |
研究成果の概要 |
GPUは画像を生成したり操作するために設計された集積回路である.最近のGPUは,従来CPUで処理していた汎用計算を行えるように設計されている.本研究の目的は,GPU処理のための適切な理論計算モデルを提案し,その理論モデルに基づいて効率良い並列アルゴリズムを開発し,性能評価を行うことである.本研究では,GPUのメモリアクセスに着目した理論モデルDMMモデル,UMMモデル,HMMモデルを提案した.このモデルに基づいて,GPU上の多くの効率良い並列アルゴリズムを開発した.特に,SKSSと呼ばれる動的計画法をGPUで処理する新しい手法を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPUの理論的モデルを提案することにより,理論研究者がGPU向けアルゴリズムを研究するためのベースを提供することができた.これまでは,並列アルゴリズムの理論研究者にとってGPU向け並列アルゴリズムの実装作業は困難であったが,これにより,GPU上での並列処理技法の研究が容易に行えるようになった.また,このモデルをベースに研究代表者らはGPUのいくつかの具体的なアルゴリズム手法,例えば,SKSS (Single Kernel Soft Synchronization)などを提案し,その有効性をGPUへの実装実験により実証することができた.
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