研究課題/領域番号 |
26280030
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡部 寿男 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (20204018)
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研究分担者 |
中村 素典 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (30268156)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ネットワークアーキテクチャ / アクセス制御 / Webシステム / コンテンツ管理 / 仮名性 / P2P / インターネット高速化 / 認証 / ウェブシステム / インターネット高度化 / 高信頼ネットワーク / 情報システム / セキュア・ネットワーク / 暗号・認証等 / 高信頼性ネットワーク / ネットワーク / 暗号・認証 / Web / Pub/Subメッセージング |
研究成果の概要 |
インターネット本来の自律分散の考え方に基づき,ブログやSNS などのメッセージ型Web サービスを提供する複数の事業者を緩やかに連携させることで,特定の事業者に依存することなくオープンなアーキテクチャによるグローバルなスケールのWeb情報共有基盤を研究開発した.P2P ファイル共有ネットワークを通じてメッセージデータを共有することで,フラッシュクラウドと呼ばれる急激な負荷の増加に対して高い耐性を持つと同時に,認証連携とグループ管理,電子署名・暗号化を用いて,インターネット上に広く流通する情報がセキュリティとプライバシー上の要件を満たすように設計した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状,大規模広域Web 情報共有サービスは,Google やFacebookに代表される広告による収益を目的とする事業者による寡占が進んでいる.公共サービスでの利用を含み個人情報も扱うこのような情報共有基盤を特定の営利事業者が独占的に担うことについては,セキュリティやプライバシーの点で少なからぬ懸念がある.また,それらの事業者は独自に開発したソフトウェアを用いてサービスを運用しており,内部で用いられているアルゴリズムやプロトコル,ソフトウェアの多くが非公開で,学術の進展に必ずしも寄与していない点も課題であった.本研究により,緩い連携による全世界レベルのオープンなサービスが提供できるようになる.
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