研究課題/領域番号 |
26281002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西岡 純 北海道大学, 低温科学研究所, 准教授 (90371533)
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研究分担者 |
三寺 史夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20360943)
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連携研究者 |
安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 北太平洋 / 鉄 / HNLC海域 / 植物プランクトン / 北太平洋亜寒帯域 |
研究成果の概要 |
東カムチャツカ上流域および千島海峡部の栄養物質(鉄や栄養塩など)の観測を実施し、水塊の混合過程を踏まえて、西部北太平洋亜寒帯域の水塊の化学的特徴を決める要因を調べた。また西部北太平洋亜寒帯域の水塊の特徴とアラスカ湾で過去に得られたデータを比較した。その結果、西部亜寒帯域には、北方縁辺海の影響を受けて「鉄:硝酸塩比」の高い水塊が中層に存在しており、その水が表層に影響することで、植物プランクトン増殖や生物的二酸化炭素吸収量が高くなっていることが明らかになった。これらの結果は、数値モデルでも表現されており、西部亜寒帯域が鉄制限海域でありながら植物プランクトン増殖が大きい理由が明らかとなった。
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