研究課題
基盤研究(B)
水生植物とその根圏に集積する細菌を活用した根圏浄化法は、環境適合型の浄化技術として期待される。本研究では、ウキクサ根圏における芳香族化合物分解促進機構の解明を目指し、一連の研究を行った。芳香族化合物として4-tert-ブチルフェノール(4tBP)を用い、4tBP分解が生じたウキクサ根圏に集積された細菌群集を解析したところ、根圏の細菌叢は、環境水中の細菌叢と大きく異なっており、芳香族化合物分解への関わりが知られる細菌が多く存在していた。また、ウキクサ根圏から単離された4tBP分解細菌OMI株のトランスクリプトーム解析から、4tBPの代謝にピバル酸代謝経路が関連していることが明らかになった。
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Genome Announcements
巻: 5 号: 47
10.1128/genomea.01323-17