研究課題/領域番号 |
26281051
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然共生システム
|
研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
藤井 伸二 人間環境大学, 人間環境学部, 准教授 (40228945)
|
研究分担者 |
牧 雅之 東北大学, 学術資源研究公開センター, 教授 (60263985)
山室 真澄 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
|
キーワード | アサザ / 遺伝的変異 / 保全 / リファレンス / 地理的変異 / 集団内変異 / 琵琶湖 / 霞ヶ浦 / 遺伝構造 / MIGSeq法 / リファレンス像 / RAD seq法 / クラスター解析 / ネットワーク解析 / 系統解析 / 花型 / 野外集団 / 標本調査 / 非開花個体群 / 標本情報 / 過去の生育情報 |
研究成果の概要 |
水生植物アサザの遺伝的分化の度合いは非常に低く,地理的構造は存在しなかった.また,琵琶湖の能登川と霞ヶ浦の富田浜の二つの小集団においては,それぞれの小集団が国内のアサザの遺伝的変異の大半を保有していた.相補性の観点からは,琵琶湖と霞ヶ浦の小集団のどちらか一方と河北潟または佐賀平野の小集団の一つを保全することで,遺伝的多様性を効果的に保全できることが示された.また,霞ヶ浦について過去の航空写真解析を行った結果,1947年当時には浮葉植物帯がほとんど存在していなかった.自然湖沼と農耕の両方の水湿地環境に生育するアサザは,その生育場所や分布が人為活動とともに短期間で大きく変化してきたと考えられる.
|