研究課題/領域番号 |
26282001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
平賀 瑠美 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70327021)
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研究分担者 |
寺澤 洋子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (70579094)
松原 正樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (90714494)
田渕 経司 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80361335)
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研究協力者 |
Hansen Kjetil Falkenberg
Iversen John Reiner
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 聴覚障害 / 音楽聴取 / 音楽ゲーム / 聴能 / 聴取トレーニング / コミュニケーション / 音楽 / 音楽認識 / トレーニング / メディア情報 / コンテンツ / ゲーム / 音情景 / 環境音 / シリアスゲーム / ゲーミフィケーション / 学習 |
研究成果の概要 |
聴覚障害を持つ人の中には,音から情報を得たい,もっと音楽を楽しみたいという人がいる.聴覚障害者が楽しみながら音を聴く機会・時間を増やす工夫をすることで,音を聴いて理解する力(聴能)の向上に繋がるのではないかと考えた.そこで,音楽ゲームを開発し,一定期間の使用による聴能への影響を調査した.開発した音楽ゲームについて,短時間ならば楽しめたが,長期の使用においては,ゲームの難度の決め方に問題を見出した.聴能向上のための音楽ゲームでは,聴覚障害者の音の聴こえについての精査,聴こえに応じたゲームコンテンツ,ならびに聴能測定の方法の検討が今後の課題であることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,聴覚障害者の聴能訓練に関連するものである.これについて,人工内耳に限定した学術的取り組みは,海外で数少ないながら見られる.本研究は,人工内耳装用者に限定せず,聴覚障害者に関し,音楽と環境音の聴こえについて研究を行ったことが他の研究には見られない点である. 補聴器具の性能向上に伴い,聴覚障害を持っていても,音への気づきに関してはこれまでよりも容易になってきたと考えられるが,音を理解する,という点に関しては,聴くことのトレーニングが必要である.音声のみならず,生活で触れる環境音や生活を豊かにする音楽を理解する聴き方についての研究を進めたことに社会的意義がある.
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