研究課題/領域番号 |
26282009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
笠原 信一 首都大学東京, システムデザイン研究科, 客員教授 (00433178)
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研究分担者 |
大久保 寛 首都大学東京, システムデザイン研究科, 准教授 (90336446)
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研究協力者 |
土肥 豊和
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | コンピュータグラフィックス / GPGPU / 並列処理 |
研究成果の概要 |
GPUの活用による実用的な超高速CGレンダリングシステムを開発すると共に、開発システムをネットワーク経由で利用できる仕組みを構築した。超高速レンダリングのために、計算負荷の軽い箇所はCPUで計算し、計算負荷の重い箇所のみをGPU化し集中的に高速化するという、CPUとGPUのハイブリッドレンダリングのアルゴリズムを考案した。このアルゴリズムをシステムに実装し、様々なタイプのデータに適用することで、レンダリング処理が従来のCPU処理に対して数百倍高速化することを実証した。これによって、これまで1時間を超えるような計算時間を要していた高品質画像を瞬時に生成することを実現させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築業界においてCGは設計段階の建物の可視化ツールとして活用されているが、近年のCG表現技術の向上によって画像生成の計算時間も増加し、設計者からのレンダリングの高速化の要望は非常に高い。 本研究開発システムにより、CGレンダリングを超高速に処理し高品質画像を瞬時に生成することを実現した。さらに本システムをネットワークを介してユーザーが手軽に利用できる仕組みも構築し、開発システムの実用性と社会への技術普及の可能性を示した。 レンダリングの超高速処理は、単に時間が短縮されるだけでなく、設計段階におけるCGの利用形態が大きく変化し設計プロセス自体の変化や設計品質向上をもたらすことが期待される。
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