研究課題/領域番号 |
26282037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
桐山 聰 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 准教授 (70423423)
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研究分担者 |
矢部 玲子 北海道文教大学, 外国語学部, 講師 (40633376)
三浦 政司 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (80623537)
渡邊 真実 (村田真実 / 村田 真実) 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 講師 (90707738)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 集団的知性 / 問題解決 / 能力評価 / プロジェクトマネジメント / Project Based Learning / 文章作成支援 / エンジニアリング・デザイン / アカデミック・ライティング / 協働学習 / PBL / 学習方法 / 教授方法 / 学習評価 / シミュレーション / グループ学習 / エンジニアリングデザイン / インストラクショナルデザイン / テキスト分析 |
研究成果の概要 |
研究代表者らは、大学生が身につけるべき能力として問題分析能力に着目し、高い能力を持つ個人に匹敵する集団的知性を仮定した。まず、集団的知性の形成の基盤となる「情報分別・編集」、および「類推に基づく問題分析」の2つの行動ルールを定めた。次に、商品企画を行うプロジェクト学習において4人1組の数グループに2つの行動ルールを適用することにより、グループ活動による成果物が質的に高く均質化する傾向を示すことを明らかにした。この結果からルールの有効性を検証できた。また、ルールの適用範囲を文章作成領域に広げ、個々人の情報分別・編集の能力を集団的知性によって定量的に評価することが可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義については、グループ学習における暗黙的な部分を評価ツールによって要素分解して可視化したことにより、評価データに基づいた教授方法の発展に寄与する。特に、適用試験を行った1分野である文章作成支援において、簡易な手続きによって能力評価が可能となったことから、波及が見込める。 社会的意義については、教育実践の場において様々なグループ学習への適用が可能となる。集団的知性による評価結果を集団内の個々人にフィードバックすることによる気づきは、大学生のみならず、小学生から高校生、および社会人の問題解決能力の向上に有効と考えられる。
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