研究課題/領域番号 |
26282070
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
本多 貴之 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (40409462)
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研究分担者 |
神谷 嘉美 金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 助教 (90445841)
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研究協力者 |
宮腰 哲雄
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 文化財分析 / 分析化学 / 有機化学 / Py-GC/MS / 文化財科学 / 微量分析 / 有機分析 / 高分子分析 / 熱分解分析 / 熱分解 / 熱分解反応 |
研究成果の概要 |
文化財の分析において広く利用されている断面分析における、試料作成途中の状態においてその面にごく細いニードルによる傷をつけ、微量の粉末試料を作成し回収・分析する方法の開発を試みた。回収素材にはカーボンナノチューブでできたヤモリテープを持ちいた。その結果、有機物の分析に有用な熱分解-ガスクロマトグラフィー/質量分析によってこの回収試料を分析・訂正できることを明らかにした。また、この手法の文化財試料への応用も可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文化財分析における分析対象の取り扱いを困難にしている要素として「粉体」があげられる。劣化によりよりもろくなった塗膜はサンプリングの段階で細かな粉へと変わってしまう。このような粉末状試料は回収することは困難である。そこで、これらの粉末を回収しつつ、分析する装置にそのまま導入出来る方法の提案を行った。この手法を本研究では有機物である漆を対象としたが、実際には無機物であってもその対象とすることが可能である。よって、本研究の手法は今後の文化財分析の試料回収に対する1つの新手法として提案することができた。
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