研究課題/領域番号 |
26282079
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堀 和明 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70373074)
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研究分担者 |
田邉 晋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (50415709)
納谷 友規 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (90549891)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2014年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 海水準変動 / 沖積層 / 最終氷期 / 沈降域 / 嘉南平野 / 台湾 / 環境変動 / 気候変動 / 地質学 / 地理学 |
研究成果の概要 |
台湾の嘉南平野に分布する沖積層の解析・分析にもとづき,最終氷期最盛期(LGM)から現在の相対的海水準変動を検討した.沖積層の層厚は最大約180から200 mで,下位から地表に向かって上方細粒化,上方粗粒化のサクセションを示す.基底付近の堆積物からはLGM頃の年代値が得られ,堆積物の累重速度は海水準上昇速度にほぼ匹敵していた.堆積物の累重はLGM頃から認められるが,LGMから17500年前にかけての累重は氷床融解にともなう海水準上昇ではなく,テクトニックな沈降にともなう堆積空間の上方への付加によって規定されていた可能性がある.また,海水準上昇速度が大きくなるのは15000年前以降だと推定された.
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