研究課題/領域番号 |
26282086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
西崎 一郎 広島大学, 工学研究科, 教授 (80231504)
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研究分担者 |
林田 智弘 広島大学, 工学研究科, 准教授 (20432685)
関崎 真也 広島大学, 工学研究科, 助教 (70724897)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | デマンドレスポンス / 電力システム / 2レベル数理計画問題 / 確率計画問題 / エージェントベース・シミュレーション / 電力市場 |
研究成果の概要 |
単一の電力小売業者と一般家庭,商業,製造業の3種の最終消費者集団の間の電力取引モデルを2レベル確率計画問題として定式化し,定式化した最適化問題をある種の変換手法を用いて厳密解を計算できる問題に変換し,商用ソルバで最適解を求めた.また,市場価格変動リスクを考慮してフラクタイルモデルを用いたリスク分析を実施した.経済主体の行動を試行錯誤繰り返しながら学習して適切な行動を選択すると考え,エージェントベース・シミュレーションを実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,電力システムの改革に伴う電力市場の導入に対して,2レベル数理計画法および確率計画法に基づいて,日本における電力市場を数理的にモデル化すると同時に,数理モデルの補完として,エージェントベースのシミュレーションを実施することで,より複雑化したモデルにも対応できるだけでなく,適応的行動基準に基づく分析を可能とした.その成果として,電力市場およびデマンドレスポンスの導入による需要のシフトや抑制やシステム運営の効率化などに関する学術的知見を提供できた.
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