研究課題/領域番号 |
26282138
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松崎 典弥 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00419467)
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研究分担者 |
赤木 隆美 大阪大学, 生命機能研究科, 研究員 (00527236)
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連携研究者 |
狩野 光伸 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (80447383)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 組織工学 / 再生医療 / 三次元腫瘍モデル / 脈管構造 / 薬物評価 / 薬効評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、申請者が考案した、細胞表面に人工細胞外マトリックス(ECM)ナノ薄膜を形成することで細胞間接着を制御して三次元組織体を構築する「細胞集積法」を用い、腫瘍細胞に特徴的な「過増殖性」、「浸潤性」、「転移性」を再現できる三次元ヒト腫瘍モデルの構築を達成した。腫瘍細胞の毛細血管・リンパ管への浸潤を生体外で評価可能な3次元腫瘍組織モデルはこれまで報告例が無く、世界で初めての成果である。また、本腫瘍モデルを用いて抗癌剤の抗腫瘍効果を評価した結果、2次元培養より1000倍高い抵抗性の発現が確認された。さらに、患者由来の初代がん細胞の培養にも応用しており、創薬・医療分野へ多大なる貢献が期待される。
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