研究課題
基盤研究(B)
マメ科植物には、夜に葉を閉じ、朝には再び葉を開く就眠運動というユニークな現象が見られる。就眠運動に関する最古の記録は、紀元前アレキサンダー大王の時代に遡り、進化論のダーウィンが晩年、膨大な観察研究を行った。昨年度ノーベル生理学医学賞の対象となった生物時計は、植物の就眠運動の観察から発見された。しかし、就眠運動の分子機構は、現在まで全く不明であり、関連する分子すら見つかっていなかった。東北大院理・院生命の上田らは、就眠運動を引き起こす分子(イオンチャネル)を初めて発見し、それらが葉の上面側と下面側の細胞で不均等に発現することで、葉の動きが生まれることを初めて明らかにした。
すべて 2017 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 5件)
RSC Advances
巻: 6 ページ: 19404-19412
Bioorg. Med. Chem. Lett.
巻: 26 ページ: 9-14
Nature Communications
巻: 6 号: 1 ページ: 6095-6095
10.1038/ncomms7095
Org. Biomol. Chem.
巻: 13 ページ: 55-58
Plant Cell Physiol.
巻: 56 号: 4 ページ: 779-789
10.1093/pcp/pcv006