研究課題/領域番号 |
26282223
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳計測科学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
劉 国相 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室, 研究マネージャー (40358817)
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研究分担者 |
吉岡 芳親 大阪大学, 先導的学際研究機構, 教授 (00174897)
西本 伸志 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報通信融合研究室, 主任研究員 (00713455)
黄田 育宏 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室, 主任研究員 (60374716)
上口 貴志 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室, 主任研究員 (80403070)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | fMRI / 非侵襲的脳活動計測 / 脳機能 |
研究成果の概要 |
1.超高空間分解能脳機能計測(fMRI)行うために、改良型の計測法の開発した、画像の歪みや信号欠損を改良し、信号ノイズ比(SNR)と空間分解能に優れるfMRI(0.5mm iso)を実現させた。 2.局所超高空間分解能fMRIの実現に不可欠な多チャンネルRF送信(pTx)技術を安全にヒトにつかうために、MRI画像から温度変化を推定する方法について研究開発を行い、0.05度以下の温度変化を捉えることができた。 3.多様な認知課題遂行下におけるヒト脳活動をfMRIで全脳記録し、新規な認知課題を含む条件下における脳活動の予測、およびデコーディングを行う技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の一般的な脳機能画像(fMRI)の解像度は3mm程度、計測感度のきわめて高い超高磁場MRIを用いても1~2mmが限界である。一方で、神経活動の機能単位である皮質のカラム構造はおおむね0.5~0.8mm程度の大きさ、また皮質の各層は薄いところで0.2mm程度の厚みをもつため、現在の計測技術ではカラムをほぼ解像できないが、本研究では独自の安全化技術を開発し、そのうえでソフト・ハード両面から計測技術を飛躍的に高精度化できた。この成果は脳計測研究の未来像を大きく変えるものである。
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