研究課題/領域番号 |
26283004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
ダニエルス クリスチャン 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30234553)
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研究分担者 |
武内 房司 学習院大学, 文学部, 教授 (30179618)
飯島 明子 天理大学, 国際学部, 教授 (70299155)
新谷 忠彦 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90114800)
上田 信 立教大学, 文学部, 教授 (90151802)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2014年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 交通 / 交易路 / アーカイブ / 現地語文献 / 言語・方言 |
研究実績の概要 |
本研究は、英国、米国、フランス、及びヴェトナムの四か国のアーカイブズなどに所蔵される未公刊文書と在地文書(現地語文書)の中から資料を収集して詳細な分析を加え、西南中国と東南アジア大陸部地域が交易で連結されていた歴史的構造を明らかにすることを目的としている。また、この四か国のアーカイブズに蓄積された19世紀後半・20世紀初頭の経済地理調査報告、宣教師の文書、及び在地文書を閲覧し、交通路に関するデータベースを作成することも重要な目標の一つである。 これは重要な意味を有する研究である。第一は、これまで、内陸の陸の孤島と見なされてきた西南中国地域が閉ざされた地域として理解されてきたが、収集したデータの分析をつうじてこれまでは中国史と東南アジア史の周辺にすぎなかった当該域地域が交易で外部と連結していた点を実証できる点である。第二は、交通路の確立・変更にともなって、人の移動、言語・方言、技術や宗教信仰など種々の要素をつうじて、西南中国・東南アジア大陸部との連続性も具体的に明示できると期待される点である。さらに、近年、西南中国と東南アジア大陸部の間に人的・文化的交流が緊密化している状況下で、その祖型ともいえる近代以前の地域間交通網の実態に着目し、西南中国・ミャンマー・タイ・ラオス・ヴェトナム周辺地域の経済交流を横断的に比較・考察する本研究には今日的な意義も認められよう。 初年度に当たる本年度においては、データベースを構築するために基礎資料を収集する作業を重視した。年度の途中で、研究代表者が海外の大学に移籍することとなったが、離日する12月末日までに、米国フィラデルフィア長老教会歴史協会とヴェトナムのアーカイブズなどで資料を収集し、また交易路関係の文献と地図等の資料を収集することができた。また、交通路と言語・方言についてミャンマーとタイ王国において現地調査に基づいてデータを収集した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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