研究課題/領域番号 |
26284048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小黒 康正 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (10294852)
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研究分担者 |
嶋田 洋一郎 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (30206180)
福元 圭太 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (30218953)
武田 利勝 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (80367002)
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研究協力者 |
ライヒャルト アンドレ
東口 豊
冨重 純子
杵渕 博樹
桐原 隆弘
コンラート マルクス
モンホフ ザシャ
古澤 ゆう子
坂本 貴志
香田 芳樹
クラヴィッター アルネ
ブラウンガルト ボルフガング
ホルン エーファ
ヴィスキルヒェン ハンス
フリート ヨハネス
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 第三の国 / 第三帝国 / フィオーレのヨアキム / 黙示録 / トーマス・マン / メレシコフスキー / カンディンスキー / ルードルフ・カスナー / ドイツ文学 / ドイツ思想 / 終末 / トポス / 破局 / 平野啓一郎 / ドイツ思想、 / 第3の国 |
研究成果の概要 |
本研究は、12世紀イタリアの修道院長フィオーレのヨアキムが近現代ドイツの文学や思想に与えた影響を「ネオ・ヨアキム主義」Neo-Joachimismus と名づけ、レッシング、ヘーゲル、イプセン、メレシコフスキー、カンディンスキー、ルードルフ・カスナー、トーマス・マン、メラー・ファン・デン・ブルックや第一次世界大戦時の日本における「第三の国」Das dritte Reich を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「第三帝国」という言葉はナチス・ドイツの別称として知られている。しかしながら、12世紀イタリアで生じた「三」の思想は、ナチスの語彙使用とは異なる意味で用いられ、ヨーロッパやロシア、それに日本に重大な影響を与えた。本研究では、第二次世界大戦期の「第三帝国」Das Dritte Reich と区別するために、それ以前の「第三のライヒ」をめぐる思想を「第三の国」Das dritte Reichと称し、特にイプセン、メレシコフスキー、カンディンスキー、カスナー、マン、日本における展開を明らかにした。
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