研究課題/領域番号 |
26284086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山田 賢 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 理事 (90230482)
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研究分担者 |
小関 悠一郎 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20636071)
佐藤 仁史 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (60335156)
引野 亨輔 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (90389065)
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研究協力者 |
趙 景達
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 東アジア / 近世化 / 比較史 / 秩序 / 伝統 / 近世 / 近代 / ナショナリズム / 近世史 / 日本近世史 / 中国近世史 / 東アジア史 / 日本史 / 国際研究者交流 中国 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、16世紀以降から近代初頭までの長い「近世化」の時代を対象として、東アジア各地域─とりわけ日本列島・中国大陸、そして朝鮮半島─において生成された秩序を比較し的な観点から検討したものである。その結果として、それぞれの地域における伝統社会の形成を、東アジアという統合的な視点から理解することが可能になったと考える。なお、本研究は、日本の研究者のみならず、オースストラリア・イタリア・中国など─とりわけ浙江工商大学─の研究者との交流によって進められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジア各地域の「伝統社会」は、16世紀以降の近世化の過程において形成されたと見ることが現在では広く共有されつつある。いわばこの16世紀から19世紀までの長い近世化の過程において、東アジアは共通の歴史変動を経過しながら、しかも異なった社会・文化を成熟させていったと言える。その意味で、東アジア各地域の社会的・文化の独自性が顕著な形で成熟し、それが近代国家へと継承されていった原点であるとも考えられる。したがって、東アジア近世の社会、規範意識などを比較史的な観点から探求することは、近現代の東アジアにおける社会と国家を遡及的に考察することでもあり、学術的にも、また社会的にも大きな意義がある。
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