研究課題/領域番号 |
26284101
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
早島 大祐 京都女子大学, 文学部, 教授 (10378490)
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研究分担者 |
大田 壮一郎 立命館大学, 文学部, 准教授 (00613978)
衣川 仁 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (10363128)
谷 徹也 京都大学, 文学研究科, 助教 (10781940)
坪井 剛 京都造形芸術大学, 芸術学部, 准教授 (20739792)
小原 嘉記 中京大学, 国際教養学部, 准教授 (40609202)
山田 徹 同志社大学, 文学部, 准教授 (50612024)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 京菩提寺 / 国菩提寺 / 西山地蔵院 / 守護 / 細川 / 祈願寺 / 祈祷 / 勝定院殿集纂諸仏事 / 笠山会要誌 / 西山地蔵院文書 / 守護在京 / 室町時代 / 戦国時代 / 禅宗寺院 / 江戸時代 / 日本中世 / 都鄙交通 / 室町期荘園 / 禅僧 / 細川氏 / 六角氏 / 大内氏 / 中世後期 |
研究成果の概要 |
中世後期の都鄙関係の実態を分析するにあたり、この時期に台頭した守護の動向を押さえる作業は重要である。しかし近年進められた守護所研究などにおいて、守護所の国支配の中心としての機能は低いと指摘されている。 本研究ではこれまで全く注目されていなかった、守護が分国に創建した菩提寺(国菩提寺)の 役割に注目することで、守護の分国支配の実態、ひいては分国と京のあいだの都鄙交通の実態を解明する。以上の検討を経た上で、『中近世武家菩提寺の研究』(小さ子社)が2019年5月に刊行される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
室町時代史研究は中央における幕府制度史研究や行財政研究、地方における領国研究・室町期荘園制研究、さらには宗教史研究においても、著しい進展を見せた。次に課題として浮上していたのが、これらの研究分野を相互に関連づけた上で、新たな室町時代像を提示する作業である。本研究課題では、都鄙交通という視点を導入して、中央による地方の支配の具体相を明らかにした。これはまた、幕府制度史研究と領国支配研究という、個別に独立して進められてきた研究分野を橋渡しすることである。宗教史研究に対しても、従来は研究対象として十分に位置づけられてこなかった、守護創建寺院を研究の中心に置くことで、室町禅院研究にも新たな光をあてた。
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