研究課題/領域番号 |
26285094
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
坂川 裕司 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (40301965)
|
研究分担者 |
岩田 智 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (00232679)
平本 健太 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (00238388)
鎌田 直矢 北星学園大学, 経済学部, 講師 (50756385)
谷口 勇仁 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (60313970)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
|
キーワード | 小売業 / 市場志向 / サプライヤー志向 / マーチャンダイジング / 協働 / 関係マネジメント / サプライヤー関係 / 顧客関係 / retailing / market orientation / innovation / merchandising / SCM / CRM / cooperation / business performance / サプライチェーン志向 / サプライチェーンマネジメント / マーケティング戦略 / 革新 / 成果 / 商学 / MD戦略 / 商業 |
研究成果の概要 |
学術および実務の両領域において,次の見解がある。日本国内において事業を展開する小売企業において,サプライヤーとの協働を志向し,彼らとの取引関係をマネジメントすることが,マーチャンダイジングを含めたマーケティングにおける革新を促進するという見解である。確かに多くの先行研究が,成果に対し直接,正の影響力を及ぼすと結論づけている。しかし本研究の結果,それは成果に対して直接的な影響を及ぼさないと推測される。サプライヤーとの協働はマーチャンダイジングなどマーケティング活動に結びつける形で,マーケティング能力を高めることに貢献できたとき,成果に対して正の間接的影響力を持つと推測される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として,本研究は欧米企業を対象として行われてきた先行研究と異なる発見をした。ほとんどすべての欧米における先行研究は,サプライチェーン・マネジメントが成果に対して正の影響を及ぼすことを発見してきた。これに対して本研究は,サプライヤー関係のマネジメントが成果に対して負の影響を及ぼすという,欧米における先行研究と異なる関係を発見できた。また社会的意義として,本研究は小売業におけるサプライヤーとの協働MDは,それ自体が成果に影響するものではなく,マーケティングと戦略的に結合させることにより,はじめて成果に正の影響を及ぼす可能性を明らかにした。
|