研究課題/領域番号 |
26285107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松本 三和夫 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (50157385)
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研究協力者 |
Carson Cathryn
Ahn Joonhong
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 構造災 / 制度化された不作為 / 経路依存性 / 社会学 / 科学社会学 / 福島原発事故 / 決定不全性 / 戦時動員 |
研究成果の概要 |
最終的な成果を国際的な流通チャンネルに乗る学術成果として世界の研究者集団ならびに社会の各層に広く伝えてゆくために、英国Routledge社と学術出版契約を締結し、本研究の成果を、The Sociology of “Structural Disaster”: Beyond Fukushimaと題する8章から成る学術書として2019年に刊行する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義、社会的意義はつぎの3点にまとめられる。(1)本研究は、緊急時における事例の実証研究をとおして、政策目標を基準にした成功―失敗と異なる社会的成功―失敗の次元が存在し、両者が同居する構造を社会学的に浮き彫りにした。(2)これまで十分に解明されてこなかった、間違った政策が連鎖して変更できなくなる過程に関与する信念の効果を具体的に裏付けることができた。(3)本研究の結果、局所的な目標達成には成功したにもかかわらず社会的に失敗した場合における適切な責任配分のあり方とそのような責任配分に立脚した政策軌道の転換を展望することが期待される。
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