研究課題/領域番号 |
26285187
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
結城 恵 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 教授 (50282405)
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研究分担者 |
牧原 功 群馬大学, 国際センター, 准教授 (20332562)
岩瀧 大樹 群馬大学, 教育学部, 准教授 (30615662)
恒吉 僚子 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (50236931)
大和 啓子 群馬大学, 国際教育・研究センター, 講師 (60640729)
林 大樹 一橋大学, 社会(科)学研究科, 教授 (70180974)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 外国につながりを持つ子ども / 不就学 / エスノグラフィ / 就学支援 / 外国につながる子ども / 進路選択 / 多文化共生 / 教育支援 / 不就学児童生徒 / 虹の架け橋教室 / 外国にルーツをもつ子ども / 教育社会学 / 外国につながりをもつ子ども / 不登校 / 参与観察 / 質的調査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、外国につながりを持つ子どもが辿る〈教育の場の移動過程〉に焦点をあて、不就学状態が継続あるいは解消するメカニズムを明らかにすることにある。調査の結果から、特に、「親族のなかの重要な他者」に影響を受ける傾向が浮き彫りになり、不就学状況の「継続」には、家族、とりわけ、不就学状況にあるきょうだいの影響が顕著に見られた。また、かつて不就学状況にあった児童生徒が、帰国後に「ありたい自分」を模索し、教育機会を主体的に獲得していく様子も確認された。本研究は、不就学状況の「継続」と「解消」のメカニズムの一形態を示すことで、子どもの社会的・文化的多様性に配慮した就学支援を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、外国につながりを持つ子どもが辿る〈教育の場の移動過程〉に焦点をあて、不就学状態が継続あるいは解消するメカニズムを明らかにすることにある。本研究では、52名の協力者を得て、①不就学状況の様子、②その経緯と背景、③その後の進路選択、④現在の状況、⑤現在から見て不就学当時をどのように考えるかの、5つの観点から、インタビュー調査を実施した。その結果、不就学状況の「継続」には「親族の重要な他者」、不就学状況の「解消」には、帰国によって保障さる再教育の機会が影響すること、そして、外国につながりを持つ子どもの教育支援に、家族へのアプローチと弾力的な教育機会の提供が求められることが判明した。
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