研究課題/領域番号 |
26285214
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
片田 房 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70245950)
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研究協力者 |
山口 光孝
稲山 敦子
モンカバ テリー
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 非定型発達児者 / 学習熟達タイプ / メタ認知 / 多重知能 / ディスミュージア / ディスレクシア / 知的障がい / ウィリアムズ症候群 / 学習熟達モデル / 多重知能の細分化 / 社会参加形態の多様性 / 言語アート / 視空間認知障がい者のための新記譜法 / 教育系心理学 / 特別支援教育 / インクルーシブ教育 / 身体運動知性 / 社会行動 / デイスミュージア / 視空間認知障害者のための新記譜法 / 学習熟達のタイプ / メタ認知と学習力 / 知的障害者の定例熟達 / ディスレクシアvs. ディスミュージア / 視空間認知障害 / 音楽性ディスレクシア |
研究成果の概要 |
社会行動の思考プロセスを追跡する質問表を開発し、自己制御能力の検証への道を開いた。定型発達児者の学習熟達のタイプ(適応的熟達と定型的熟達)に加えて、いずれの熟達も困難であると考えられる非定型発達児者の障害の特性を多重知能の観点から分析し、適切な訓練を施すことにより、熟達が可能となるモデルケースを提示した。音符が読めないディスミュージア児者のための新記譜法の考案やディスレクシアとの対応分析がその一例である。「メタ認知・学習熟達タイプ構成要素相関表」をより包括的なものに発展させ、障害と才能の連続性を示すと共に、オラリティ文化の構築が非定型発達青年の多様な社会参加形態の開発に貢献することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会行動の思考プロセスを追跡する質問表の開発により、社会性と自己制御能力の検証への道を開いた。非定型発達児者群を才能(能力の山)の観点から取り上げ、多重知能、メタ認知、学習力の発達における‘才能と障害’の連続性、及び‘定型発達と非定型発達’の連続性を明らかにした。特に知的障害児者の能力の山を発見し、障害の特性に応じた指導法を考案することに多くの余地が残されていること、また知的障害者にとっては未開拓である発話能力を活用した訓練により、多様な社会参加の形態が期待できることを示した。
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