研究課題
基盤研究(B)
密度汎関数理論に基づく第一原理電子状態計算は、物質の電子状態とエネルギーを高精度計算するための強力な手段である。通常、計算コストが原子数Nの3乗に比例して増加するため、系を小さな部分系(フラグメント)に分割してコストをNの1乗に抑える分割統治法が開発されているが、全系に広がった電子状態やそのエネルギースペクトルを計算できないため、利用範囲が限定されていた。そこで我々は、分割統治法で計算された部分系の波動関数およびエネルギースペクトルを利用することで,全系のハミルトニアンを構成する手法を開発した。これにより、高速かつ簡便な全系の電子エネルギースペクトル計算が可能になった。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
Physical Review B
巻: 95 号: 4 ページ: 045106-045106
10.1103/physrevb.95.045106
http://white.phys.s.u-tokyo.ac.jp/research/divide_and_conquer.html
https://white.phys.s.u-tokyo.ac.jp/research/divide_and_conquer.html