研究課題/領域番号 |
26287040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
小池 裕司 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60262458)
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研究分担者 |
江尻 信司 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10401176)
田中 和廣 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70263671)
八田 佳孝 京都大学, 基礎物理学研究所, 准教授 (00512534)
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研究協力者 |
吉田 信介
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 量子色力学 / クォーク・グルーオン多体相関 / シングルスピン非対称 / ツイスト3 / 核子構造 / 排他的レプトン対生成過程 / RHIC / J-PARC / ハイペロン偏極 / COMPASS実験 / RHIC実験 / Electron Ion Collider / エクスクルーシヴDrell-Yan過程 / エクスクルーシヴπ中間子生成 / 光円錐QCD和則 / 一般化パートン分布関数 / 核子スピン / 理論核物理 / 高エネルギーハドロン反応 / クォーク・グルーオン相関 / 原子核理論 / 高エネルギー過程 / ダブルスピン非対称 / 素粒子論 / 摂動QCD / RHIC / パートン間多体相関 / 摂動QCD |
研究成果の概要 |
高エネルギー電子核子,核子核子衝突における包含ハドロン生成過程で観測されてきた大きなシングルスピン非対称(SSA)の起源は, 強い相互作用の研究で長く謎であった。本研究では,これまでの研究には取り入れられていなかったクォーク・グルーオンの多体相関効果(ツイスト3効果)を取り込んだ新たな定式化に基づき,代表的SSAのいくつかについて理論公式の導出と実験データの解析を実行し,SSAの発現機構について理解を深めた。また,パイ中間子ー核子衝突における排他的レプトン対生成過程についても,今後の実験に備えツイスト3効果を取り込んだ理論的解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核子をはじめとするハドロンの構造や相互作用を,それらを構成するクォーク・グルーオンの力学の基礎理論である量子色力学(QCD)に基づいて理解することは,強い相互作用研究の究極目標の1つである。本研究の学術的意義は,従来の模型や計算方法では説明できなかった新奇な現象について,それまで無視されてきたクォーク・グルーオンの多体相関の効果を,QCDに基づいた新たな理論的枠組みに基づいて正確に取り入れ,それによって新奇な現象を解明する糸口と核子構造の新たな側面を提供していることにある。
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