研究課題/領域番号 |
26287074
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
野村 竜司 東京工業大学, 理学院, 助教 (00323783)
|
研究分担者 |
奥田 雄一 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (50135670)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2014年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
|
キーワード | 量子固体 / 超流動 / トライボロジー / 摩擦 / 接触角 / 濡れ / Cassie-Baxter state / 結晶成長 / Cassie-Baxter状態 / 物性実験 |
研究成果の概要 |
圧電素子で基板を左右へ非対称なずれ振動させることにより、動摩擦と静摩擦の差を利用して、超流動4He中に水平に配した基板上の4He結晶を水平方向に駆動することに初めて成功した。観測された4He結晶の運動は、通常物質の運動と大きく異なり、高速で超流動体から結晶成長する4He結晶の量子性が関わった新しいタイプの駆動様式によるものであった。 また超流動液体中の4He結晶の濡れ性の制御が、基板の粗面化により可能であることを実証した。これにより、結晶においても、基板表面に液体が浸潤するCassie-Baxter状態がありえることが示された。
|