研究課題
基盤研究(B)
量子純粋状態を用いた量子統計力学の定式化であるTPQ形式を、ヒルベルト空間の次元が無限大であるときにまで拡張した。また、グランドカノニカルアンサンブルに対応するようなTPQ状態を構成し、ハバードモデルの有限温度の性質を解析することに成功した。また、TPQ状態の量子もつれを解析し、Gibbs状態との大きな違いを明らかにした。さらに、平衡状態のまわりにゆらぐTPQ状態を構成し、その非平衡統計力学との関係を調べ、揺動散逸定理が量子系では破綻する場合があることを示した。また、従来はGibbs状態が用いられていた線形応答理論を、TPQ状態を用いて再定式化することに成功した。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 6件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (24件) (うち国際学会 2件、 招待講演 4件) 備考 (2件)
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