研究課題/領域番号 |
26287125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
上野 雄一郎 東京工業大学, 理学院, 准教授 (90422542)
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研究分担者 |
玄田 英典 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任准教授 (90456260)
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連携研究者 |
渋谷 岳造 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 深海・地殻内生物圏研究分野, 研究員 (00512906)
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研究協力者 |
フォリエル ジュリアン 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 水素同位体 / 海水の起源 / 地球史 / 惑星地質 |
研究成果の概要 |
太古代海洋底玄武岩の水素同位体組成を熱分解型質量分析法により決定した。約32億年前クリーバビル累層の試料200個以上を分析した結果、含水鉱物のdD値が変成度と明瞭な対応を示した。また現在の海洋底玄武岩に見られるのと同様なdD値と含水率の関係が得られた。これらの結果はいずれも、クリーバビル累層の含水鉱物が太古代海水の同位体情報を保持していることを示している。推定した32億年前海水のdD値は-21±5‰であり、地球史を通して海水は重水素を濃縮した事が分かり、水素散逸による海水の減少を示唆している。また、火成角閃石の分析から、海水だけでなくマントルのdD値も太古代は低かった可能性が示された。
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