研究課題/領域番号 |
26287132
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡本 敦 東北大学, 環境科学研究科, 准教授 (40422092)
|
研究分担者 |
渡邉 則昭 東北大学, 環境科学研究科, 准教授 (60466539)
|
連携研究者 |
武藤 潤 東北大学, 大学院理学研究科, 准教授 (40545787)
|
研究協力者 |
山田 綾
最首 花絵
田中 寛人
Wendler Frank
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
|
キーワード | 水熱実験 / 岩石亀裂 / シリカ / 石英脈 / 溶解・析出 / 浸透率 / X線CT / 振動 / 水熱反応実験 / 亀裂 / 間隙構造 / 卓越流路 / 透水率 / ガウジ / 流体圧振動 / 核形成 / 岩石き裂 / シーリング |
研究成果の概要 |
本課題では、地殻深部における高温高圧条件で岩石亀裂に熱水流通実験とX線CTによる亀裂内部観察を可能にする、新しい実験装置を開発した。亜臨界条件での花崗岩亀裂の溶解実験では、亀裂に存在する鉱物の種類や破砕粉末の存在によって、亀裂内部が不均質に溶解すること、また、それにより大きな空隙や卓越流路が形成されることが明らかになった。一方、超臨界条件でのシリカ析出実験では、安定である石英の結晶成長よりも、まずアモルファスシリカが析出し、亀裂を効果的に閉塞することが分かった。また、析出実験において、間隙の閉塞-流体圧の上昇-破壊という流体圧振動が観察され、地震サイクルにおけるシリカ析出の重要性が示唆された。
|