研究課題
基盤研究(B)
従来の触媒的不斉炭素-炭素結合形成反応の中核を成してきたエノラート種の立体制御ではなく、不活性炭素-水素結合の活性化を経る化学反応において、立体制御を実現する新たな触媒系の構築を実施した。また、将来的な不斉化を視野にいれたラジカル活性種を経由する反応についても、検討を実施し可視光照射下、室温にてアクセプター非存在下でも簡単に脱水素化反応が進行する触媒系を見いだした。さらに、炭素-水素結合の不斉官能基化を実現するヘテロ複核シッフ塩基触媒の合成法を確立し、中程度ではあるものの立体制御が可能であることを示すことに成功した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
J. Am. Chem. Soc.
巻: 139 号: 6 ページ: 2204-2207
10.1021/jacs.7b00253
http://www.pharm.hokudai.ac.jp/yakuzou/publication.html