研究課題
基盤研究(B)
立体的に混み合った環境にあるsp3炭素―水素結合を、高い触媒効率で炭素―ホウ素結合に変換する新しいイリジウム触媒系を確立した。また、sp3炭素―水素結合が炭素―炭素多重結合に付加する触媒的ヒドロアルキル化を見出した。さらに、窒素官能基をα位に有する分岐型アルキルホウ素反応剤を用い、立体特異的鈴木―宮浦カップリングの新知見を得るとともに、アルカリ金属アルコキシドにより促進される求核的炭素―炭素結合形成反応を明らかとした。本成果は、光学活性なキラル分子群の効率的創出に資すると考えられ、医薬品開発や機能性材料開発、不斉認識の研究等に有益であると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (42件) (うち国際学会 15件、 招待講演 6件) 備考 (1件)
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